「唖然」「呆然」「茫然」「愕然」の意味と違い

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「唖然」「呆然」「茫然」「愕然」の意味と違いとは

「唖然」「呆然」「茫然」「愕然」という4つの言葉は、いずれも何かに驚いた際に使われる表現となっています。一見すべて同じような意味合いに見えますが、実際は細かいニュアンスの違いなどがあり、場面に応じて使い分けることが可能です。では、具体的にどのような点が異なるのでしょうか。

今回は、これら4つの言葉の意味や違いについて、詳しく解説していきたいと思います。

「唖然」とは

唖然

「唖然」とは、「思いがけない出来事に驚きあきれ、声も出ない状態」という意味の言葉です。予想外のことが起こって、驚くと同時にあきれて声もだせなくなるさまを言います。読み方は「あぜん」で、「突然の喧嘩騒ぎに、周囲は唖然となった」「すでに離婚したことを報告すると、両親は唖然としていた」のように使われます。

「唖然」の「唖」という字は、「口がきけないこと」の意味で、「聾唖」などのように使われます。一方「然」の字は、この場合状態を表す役割を持ち、「泰然」「毅然」のように使われます。

「呆然」との違いは微妙なところですが、反応の仕方がやや異なります。「呆然」の意味などについては後述しますが、「唖然」は「瞬間的な驚きとショックで声が出せない状態になる」点に特徴があります。

「呆然」とは

呆然

「呆然」とは、「予想もしないことに出くわし、あっけにとられるさま」という意味の言葉です。何か予想外のことが起こり、それによって気が抜けてぼんやりするさまを言います。読み方は「ぼうぜん」で、「あっけない幕切れに、一同は呆然とした」「彼女は呆然としたまま一点を見つめていた」のように使われます。

「呆然」の「呆」という字は、「あきれる」「ほうける(ぼんやりする)」などの意味を持ち、「阿呆」のように使われます。

「唖然」との違いはわずかなものの、上記のように反応の仕方がやや異なります。「唖然」が瞬間的な驚きで声が出せなくなる状態なのとは違い、「呆然」はショックや驚きが長引き、力が抜けてぼんやりする状態を指しています。

「茫然」とは

茫然

「茫然」とは、「漠然としてつかみどころのないさま」という意味の言葉です。ものごとが全体的にぼんやりとしていて、とりとめがなく説明しづらいさまを言います。読み方は「ぼうぜん」で、「茫然とした未来」「まだ茫然としたアイデアしか浮かばない」のように使われます。また「茫然」は、「呆然」と同じく「予期せぬことであっけにとられるさま」の意味もあります。

「茫然」の「茫」は、「ぼんやりしている」などの意味を持ち、「茫洋」のように使われます。

「茫然」と「呆然」は、前述のように、「あっけにとられる」の意味を持つ点では違いはありません。しかし、「茫然」には「ものごとがとりとめのないさま」という意味がある点で、両者を使い分けることができます。

「愕然」とは

愕然

「愕然」とは、「非常に驚くさま」という意味の言葉です。あることに対し、強い衝撃を受けて驚くさまを言います。読み方は「がくぜん」で、「意外な事実を知らされ、愕然となった」「テストの結果に愕然としたまま動けない」のように使われます。

「愕然」の「愕」という字は、「思いがけないことで落ち着きを失うこと」を表し、「驚愕」などのように使われます。

「唖然」や「呆然」「茫然」との違いは、「驚き」のみを表す点にあります。「唖然」や「呆然」が、驚きで体がある状態になることを表しているのに対し、「愕然」は体がどのような状態かは関係なく、ただ「非常に驚いている」ことのみを指す点が特徴です。

Source: 社会人の教科書

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