「発出」「発令」「発表」の意味と違い

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「発出」「発令」「発表」の意味と違いとは

政府や官庁から何らかの知らせが出される時、「発出」「発令」「発表」といった言葉が使われます。これらがそれぞれどういった意味を持ち、どのように使い分けられているかは、多くの人にとって分かりづらいところです。

そこで今回は、これら3つの言葉について、その意味や違いなどを詳しく解説していきたいと思います。

「発出」とは

発出

「発出」の意味は、主に2つあります。1つは、「起ること」「現し出すこと」というもので、あるものごとや状態が現れ出ることを指します。この場合は「大事変の発出」のように使われます。
もう1つの意味合いは、「出発すること」「遣わし出すこと」というもので、この場合は「部隊は早々に発出した」のように使われます。
読み方は、「はっしゅつ」になります。

「発出」の「発」という字は、「弓を引き放つ」さまを表しており、「はなつ」「送る」「つかわす」などの意味を持ちます。「出」の字は、「足がくぼみからでる」さまを表し、「でる」「生じさせる」などを意味します。

「発出」と「発令」は、本来の意味合いは明確に違います。「発令」は後述するように、「法令などを出すこと」を意味しますが、「発出」にそうした意味はありません。「発出」は、単に何かを「出す」ことを意味しています。

「発令」とは

発令

「発令」の意味は、上で述べたように、「法令や指令、指示などを出すこと」というものです。「本社勤務を発令する」「遷都が発令された」「輸入禁止の発令」のように使われます。また、「警報を出すこと」の意味合いもあり、この場合は「暴風波浪警報が発令された」のように使われます。

「発令」の「令」の字は、「人が跪いて神意を聞く」さまを表しており、「命ずる」「いいつける」などを意味します。

「発出」とは、前述のように「法令や指示などを出す」という意味合いに絞られる点で違います。一方、「発表」との違いについては、以下で詳しく説明しましょう。

「発表」とは

発表

「発表」とは、「世間一般に知らせること」という意味の言葉です。何らかの知らせを、世の中に向かって広く表すことを言います。「新商品を発表する」「画期的な研究の発表」「合格者が発表された」のように使われます。

「発表」の「表」の字は、「毛皮のおもて着(上着)」を表しており、「おもて」「明らかにする」などを意味します。

「発表」と「発令」の違いは、「発表」の方が使われ方が幅広いという点にあります。「発令」は「法令などを出す」ことを意味しますが、「発表」は「世間に知らせること」全般を指しています。

気象情報に関する使い分けは難しいところですが、気象庁では「発表」を用いています。ただ、メディアの中には「発令」を用いるところもあり、どちらが適切とは一概に言えません。ニュアンスとしては、「発令」は「警告」の意味合いが強くなり、「発表」は「情報」の意味合いが強くなるという特徴もあります。

Source: 社会人の教科書

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